高座渋谷駅の東西の自由に行き来できる手段の確保を提案

東西の行き来に不便な高座渋谷駅

高座渋谷駅を東西に行き来するには北側か南側の踏切を渡らなくてはなりません。小田急江ノ島線の駅だけでも基幹駅を除くと善行駅、六会日大前駅、長後駅、桜ヶ丘駅、鶴間駅、南林間駅、東林間駅は自由通路があるため東西を自由に行き来することができます。しかし、藤沢本町駅と高座渋谷駅は東西の往来は踏切を渡るしか手段がありません。

高座渋谷駅北側の踏切

非常時の東西の分断と事故の懸念

例えば小田急線が予期せぬ車両事故や踏切事故、あってはならないことですが不慮の人身事故、またいつ起こるとも言われている予期せぬ災害が発生して高座渋谷駅付近にて電車が停車したままとなった場合、同時に踏切が遮断したままとなり、東西の往来ができなくなってしまいます。ずっと踏切が遮断されたままでは痺れを切らして踏切をくぐって渡ってしまう方もいるかもしれません。

地域住民の方から寄せられる意見としては、もし渋谷小学校や中学校に通う生徒達が通学時や帰宅時にこうしたケースが発生した場合、より遠くの踏切へと遠回りをせねばならないこともあり、不安を与えかねないとのことです。子どもたちが安全に通学や帰宅、また周辺住民の方々が安全に自由に東西を行き来できる環境を整えるのも政治や行政の責任です。

現在ある駅構内の通路の活用を提案

 高座渋谷駅に東西の自由通路の設置をもちろん提案しましたが、現実的には時間も大きな予算もかかってしまいます。現在、駅構内を利用して東西へ行き来するには140円の料金が掛かってしまいますが、事故や災害が起きた非常時には改札を通って無料で東西の往来ができるように小田急電鉄へ要望することはできないか提案したところ、大和市としても小田急電鉄に対し、「駅構内を通行できるようにするなど、東西間の移動対策の検討を要望していく」との答弁がありました。

引き続き、高座渋谷駅付近の住民の皆様の利便性向上に向けて取り組んでまいります。