障害者の就労支援と企業の理解増進を提案
私は兄が視覚障害者であり、私自身も以前は障害者の方々の就労支援B型の施設に勤めていた経験もあり、その経験から感じていたことを市へ質問をしました。
障害への理解不足によるミスマッチング
障害には主に ①知的障害 ②身体障害 ③精神障害 へ分類されます。
障害者の方々が一般就労する際に、企業の面接へと同行すると、面接で対応した管理職の方や部門の責任者の方は障がい者雇用の必要性を理解し、快く対応してくれます。
しかし、いざ就労を始めると一緒に現場で働く社員の方々には、その方の障害についての情報がほとんど伝わっていなかったり、また障害そのものに対する理解があまりないという実態があります。
「なんでこんなこともできないのか?」「なんで会社はこんな人を雇っているのか?」「邪魔だからあっちでトイレ掃除でもしてて」などと孤立してしまうことがあり、採用に対してミスマッチングが起こることもしばしばあります。
障害への理解を深めるための企業向けの勉強会を提案
国では現行、民間企業での障がい者の法定雇用率は2.3%とされているが、2024年4月より2.5%、2026年7月より2.7%へ段階的に引き上げられることが決まっています。
つまり、これから障がい者雇用を増やす企業が増えるとともに、さらに受け入れ企業側の理解を進めなければなりません。
大和市としても障害への理解を深める企業向けの勉強会を開いたり、あいサポート運動をさらに強化し、障害者の方々が働きやすい環境づくりを進めることを要望しました。

